交通安全祈願・慰霊行脚

  • 2012.11.29 Thursday
  • 22:33
 今月27日、西海市・大徳寺様で毎年開催されている交通安全祈願、並びに交通事故殉難者の慰霊法要、行脚に参加しました。

これは、大徳寺住職・加藤上人が、30数年前、地域で交通死亡事故が多く、その慰霊と交通安全祈願のために始められたそうです。


最初はご住職一人で18キロの行程を行脚されたそうですが、現在は檀家さんとともに長崎県青年会も行脚に参加させていただいてます。

2手に分かれ出発し、途中事故のあった場所で一読・ご回向しながら、行脚します。
歩道が狭いところは、大きなトラックが通るたび怖い感じがします。


人間にとって便利な道具も、時として凶器に変わり、その人の心次第で防げることも、
守ることもできます。
気が緩んだその隙に「魔」が入ります。
自分も普段運転する身。普段からの心がけを大事にしたいものです。

カタシの卒塔婆

  • 2012.11.26 Monday
  • 11:55
 檀家さん宅で50回忌のお勤めを行いました。供養の際に卒塔婆を建てますが、簡単に説明を・・

お釈迦さまが亡くなられた時、荼毘(火葬)に付され、その遺骨(仏舎利)を分骨し、塔を建ててその中に安置してお祀りいたしました。この塔のことを、古代インドの言葉である梵語(サンスクリット語)で、「ストゥーパ」といいます。「ストゥーパ」が語源となって「卒塔婆」と言います。

このストゥーパが五重塔の起源です。五重の塔はなぜ五重かといいますと、その5つは、この世を形づくる五つの基礎となるものを表しているのですその卒塔婆の頭には、「地」、「水」、「火」、「風」、「空」を表す形が刻みこまれています。
卒塔婆を立てるということは、五重の塔を建てることと同じ意味があるのです。
 


私たちの地域では、50回忌の際に卒塔婆を建てますが、切込みが入った卒塔婆ではなく、カタシの木を使います。カタシとは椿の事。山に自生している椿を一枝つけて切って両面を削り、卒塔婆に使います。

これは、お勤め後にお墓に立てるのですが、椿は挿し木として根がつきやすく、お墓に立てておくと自然と根がつく。亡くなられた方が、50年を節目に生まれ変わって、その家の後世を見守っていただきたいとの想いから、何時しか始まったそうです。50回忌の卒塔婆として使うため、33回忌の頃に椿の苗を買ってきて庭に植えて準備していたという話も聞きました。
以前は土葬で、墓も土の部分が多かったので、墓地のあちこちに椿が根付いていました。現在では火葬、墓地は石かコンクリートで土の部分はありません。現実的に立てても根付くことはないのですが、亡き人を想う気持ちをカタシの卒塔婆という形で供養を行うことを大事にしたいものです

法華経を信ずる人は冬のごとし、冬は必ず春となる。いまだ昔よりきかず、

冬の秋とかへれることを。いまだきかず、法華経を信ずる人の凡夫となることを。

経文には、「若(も)し法を聞かん者有らば一として成仏せざる無し」と、とかれて候。
                                 日蓮聖人『妙一尼御返事』


「冬は必ず春となる。」
椿という字は「木」に「春」と書きます。苦しみ・悲しみの後には、必ず解決、安らぎの時が来ると日蓮聖人は励まされています。冬は耐える時期であると共に、春に向けて蓄える時期でもあります。
椿の花が初春に咲くように・・・・

長崎でのお勤め

  • 2012.11.23 Friday
  • 22:15
 長崎市・昭徳寺様のお会式にお声をかけていただき、
お説教をさせていただきました。

昭徳寺様とは親戚ということもあり、以前からお互いによく行き来をしています
今回は、6年前に新しく建立された本堂でのお勤めでした。

(肝心のカメラを忘れてしまい、写真は6年前の本堂落成後、副住職の帰山式の際の写真です。)

お説教の前に、御住職から法華経寿量品第16の「是好良薬 今留在此」のご説明がありました。
自分の考えていた話とつながるお話だったので、そのお話と合わせて、お題目の話、
日蓮聖人のお話をさせていただきました。

現在の社会状況を見渡せば、様々な社会問題は経文にあるように、「毒気深入 失本心故」そのものです。知らないうちに毒が回り、本心(本来の人間の姿)を失っています。

事件・事故・災害・社会問題・・・・、人間の生き方、生きるとはなにか、何のために生まれてきたのか
問われています。
お釈迦様は悩み苦しみ人々に、お題目という薬を与えられました。しかしながら、「如可取服」とあるように、その薬を自分自身で手に取り飲まなければ、せっかくの良い薬も意味がありません。

自らの手で手に取る、行動する・・・・・与えられるだけでなく、その第一歩が家庭に、地域に、社会に
そして自分自身に繋がってきます。

誰かがしてくれるだろう・・・、自分には関係ない・・・、そのような他人任せの考えではなく、
正しい教え(信仰)のもとに、自ら行動して行きましょう。

教区研修道場開催

  • 2012.11.21 Wednesday
  • 21:55
 20日、21日と佐世保市・本興寺様において、九州教区の檀信徒研修道場が開催されました。今年は長崎県が当番ということで、私もスタッフとしてお手伝い。

各地から200名もの方が参加され、本興寺様のお会式法要に合わせての法要・修法、

高座説教、講談など盛りだくさんの内容でした。


今年で29回目になりますが、25回目の参加という方もいらっしゃり、法華経・お題目に対する
熱心な信仰、また、御年輩にもかかわらず、学ぶ姿勢に、熱い想いを感じました。


2日目は講義と九十九島観光。
いろんな方との御縁を通じ、スタッフとして参加したものの、こちらももっと頑張らねばと
感じた1泊2日の研修でした。

無事、お会式法要終了しました

  • 2012.11.13 Tuesday
  • 22:28
 昨日、日蓮宗にとって大事な法要である「お会式」が営まれ、多くの参詣者と共に、
無事にお勤めすることができました


お会式とは、日蓮大聖人の御命日に営む法要で、
今年で731遠忌になります。

前日の雨も上がり、午前中から、総代・役員の皆さんと準備に取り掛かりました。
参詣者には、お斎(お弁当)・お供え餅、先日、信行会の皆さんと手作りしたお会式花と、
冊子「あんのん」などをお配りしました。

(用意したお斎。約350個準備しましたが・・・・・全て無くなりました)
平日の午後ということもあり、例年より参詣も少ないのではと思っていましたが、
予想以上の参詣を頂き、日蓮大聖人もさぞお喜びのことと思います

法要には近隣の寺院より出仕していただき、


続いてお説教。

今年は、お寺に限らず様々なところで活躍されている、徳性寺住職「松竹正純上人」をお招きし、
お話しいただきました

日蓮聖人から日朗上人、日像上人に関するお話を頂き、731年という時間はたっても
遠い存在ではなく身近に感じること、そして、菩薩としての生き方を、行動を行うことを、
ユーモアを交えながらわかりやすく話していただきました。


最初は笑いながら、段々と熱がこもって話される上人の想いを、檀信徒の皆さんも
感じられたことと思います。
今日、御回向にお伺いしたご家庭でも、「また、次回も聞きたい!」とリクエストを頂き、
こちらもうれしく感じます
いろんな方の話を聞き、自分の中に何か感じられるメッセージ、目を覚ますものがあれば何よりです。
ご参詣、誠にありがとうございましたm(__)m

島原城でのお茶会

  • 2012.11.04 Sunday
  • 16:50
 何度かブログでご紹介しましたが、
毎月第1日曜日に、島原城・御馬見所で無料のお茶(抹茶)接待を行っています。

「ちょこボラ」という団体で、島原城を訪れた観光客に対して行っていますが、
毎月行って早8年。
お正月3日には、「大福茶会」と題し、大きなお茶碗で抹茶を頂いてもらい
その様子を見て自然と「(笑)」が出、一年の福が来るようにという行事です。

今日もお城に行ってきましたが、
10月〜11月の土日はどこも観光イベントが行われていて、
島原城でも「がまだす隊」という忍者集団が、おもてなしをしてくれてました。


午後からはあいにくの雨でしたが、
先月よりもはるかに多い観光客の方がお見えになり、
島原城を眺めながら、しばしの休憩、体を温めて行かれてました。

来月は2日。
多くの方のご来場をお待ちしています。

城内にある日蓮聖人像。長崎・平和記念像を製作された、北村西望先生によるものです。
このままでいいのか?反省・・・・・m(__)m

お会式桜製作中!

  • 2012.11.03 Saturday
  • 22:37

今日は毎月恒例の信行会。
今月は、いつものお経練習の前に、12日に行う「お会式」にて
参詣者にお渡しする「お会式桜」の製作を手伝っていただきました。


製作はベテランの皆様方です。まさに職人。
私が1本作る間に3本ぐらい作られます(^J^)

日蓮大聖人がご入滅(10月13日)の折、庭先の桜が
時ならぬ花を咲かせたという故事に由来し、
お会式(日蓮大聖人ご命日法要)の時に、
桜の花をかざります。


おかげで沢山のお会式桜が完成。
当日、ご参拝の方には、お斎(おとき)とお会式桜をお渡しします。

100日の水行

  • 2012.11.02 Friday
  • 00:18
 日蓮宗では毎年11月1日から翌年2月10日までの100日間、千葉県の中山法華経寺にて
大荒行堂が開催されます。


今年も先輩や同級生、友人などが入行しましたが、
それぞれの想いで修行に励み、2月10日に無事に
成満を祈念しています。

私も再行(2回目の修行)を出て、早6年。
同じようにはいきませんが、
今月1日より境内にて早朝から水行中
100日間続ける予定です。


(昨年2月10日の成満会の際に撮影した中山法華経寺・瑞門。11月1日にこの門をくぐり
修行が始まります。一度入ると2月10日まで、門が開くことはありません)



水は境内の井戸水を使用してます。溜め水です((+_+))

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