地区研修会2日目

  • 2012.10.28 Sunday
  • 21:50
 昨日に引き続きの研修会です。
昨日の研修をもとに、参加者からの質疑、応答
パネルルディスカッション形式にしたのですが、コーディネーター役の方がベテランだったので、
スムーズかつ面白く、そして考えさせられる時間でした。

私も、パネリストとして参加しましたが、質問には答えられたものの
予想しない質問も寄せられ、普段からの積み重ねが大事だと思い知らされました

さて、講義の後は外に研修。
今回、会場が雲仙ということもあり、「一切経」という場所への参拝を行いました。


ここは、行基というお坊さんが今から約1300年前に、一切経を写経し埋めた(滝に流したという説も)という修行場です。ここで修行をされた行基というお坊さんは、後に雲仙を開き、満明寺を創立されています。現在は小さなお堂が建立されており、毎年旧暦6月17日に「千日参り」という日があります。この日に参詣すると千日お参りした功徳があるとされ、多くの信者、参拝客でにぎわいます。


参加者は多くが島原半島内の方でしたが、初めて訪れた方も多く、御堂やその下にある修行場(滝)、またその神聖な雰囲気にただ手を合わせるばかり

1300年もの昔、開かれて以来この場で多くの僧が修行を重ねた行場に、現在私たちが立っていること、多くのパワーを頂き帰路につきました。

島原地区研修会

  • 2012.10.27 Saturday
  • 22:54
 26日、27日の1泊2日の日程で、今年度の地区研修会を開催しました。

テーマは「立正安国論」
1日目は「そうだったのか!わかる立正安国論」と題し、地区の若手僧侶が担当し、
先輩にもご指導いただきながら、研修会を行いました。

「立正安国論」とは、日蓮聖人が鎌倉時代当時の世情を憂い、その根本原因として
正しい教え(法華経)が広まっていないために、護るべき諸天善神がこの場を去ってしまっている。
今こそ、一人一人が正しい教えに帰依し、信仰することで
自身を始め、家庭、地域、全てが本来の仏土となるのだよ・・・・と。


現代社会と照らし合わせてどうでしょう?
災害を始め、領土問題、政治不信様々な問題がありますが、自分も関係する問題と思っていますか?他人事と思っていませんか?
無関心が何より問題です
一人一人が意識、意見を持つこと。何が正しくて間違っているのか、その判断をしっかりすること。
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」という言葉があります。
今回、改めて勉強させていただき、こちらも学ぶべきところが多かった。


夜は懇親会。普段なかなかゆっくり話せない事を、じっくりと聞き、話すことができました。
2日目に続く・・・・・

寺フェスに行ってきました

  • 2012.10.21 Sunday
  • 22:57
 今日は熊本で開催された寺フェスに行ってきました。午前中は法務があったので、午後からの出発ですが、島原からはフェリーで40分ほどなので楽チンです。

「寺フェス」とは日蓮宗熊本青年会の結成50周年の記念イベントでもあり、テーマは地域住民と寺との『縁』。寺の魅力を身近に感じてもらおうと、熊本・本妙寺を中心に参道の塔頭寺院など15か所を解放し、コンサート、飲食ブースを始め、フリーマーケットなどが様々な催しです。
私たちがついたのは午後3時過ぎ。それでも、多くの方多くの人でにぎわっていました。



残念ながら、時間も遅かったので、各お寺で開催されたヨガや四十九日体験!?、竹とんぼや和菓子製作・子供向け法話などには参加できませんでした。寺コン(お寺で合コン)なども開催されたみたい。天気も良かったので、想像を超える参加者だったと、知り合いの実行委員(T迫会長)が話してました。
せっかくなので、各お寺に参拝し、お菓子などを購入。
子供たちがどうしても乗りたいといっていたくまモントレインに乗車!

参道を走る「くまモントレイン」 どこかで見た気がする機関車です。

普段は閑静?な参道も、今日は人だかり。ただのイベントではなく、自分で書いた写経を御守にする「御守製作」やご祈祷など、お寺ならではの取り組みも。お寺と関わる縁を大事にし、多くの方が気軽に本堂に入ってお参りされている様子を見て、雰囲気づくりやそこに携わる私たちの態度も勉強になりました。




秋のお祭り

  • 2012.10.14 Sunday
  • 20:27
 この時期は全国各地でお祭りが行われますが、お寺のある地元自治会でも小規模ながらお祭りが開催されました。秋の収穫を神様に感謝します。

若宮様と呼ばれる氏神様で、地区の子供達(小学生)で担ぎます。息子も初めて参加しましたが、
法被を着た姿を見て、自分も担いでいた頃を思い出し、懐かしく思えました



以前は神輿を担いでいましたが、少子化の影響もあり、台車に載せての神輿廻り。その分、機動力が上がり、以前よりもはるか広範囲まで廻ります。車道を通るので、危険防止のため親も子供について一緒に回ります。
途中、法務(仕事)もあり抜けたりはしましたが、歩数計は1万歩を超えていました。おそらく、子供たちは10キロ程度歩いたことでしょう。息子は家に帰るなり、足が痛いといって、爆睡していました

地域の伝統行事、仏事、神事も含め少子化の波と共に、地方ではその存続が危ぶまれています。半面、人口の多い都市部ではどうでしょう?
ただ、人口の多い少ないにかかわらず、目に見えないものに敬意を払い、感謝の気持ちを忘れず大事にしてきた先人たちの想いは、いつの時代も変わってはいけないと思います。

子供たちの万灯行列

  • 2012.10.12 Friday
  • 23:18
 今日10月12日は、日蓮大聖人御入滅の日。
全国各地で「お会式」と呼ばれる法要が営まれます。
「お会式」とは、御報恩会式。日蓮大聖人への御報恩の法要です。

昨年に引き続き、大村市・妙宣寺様のお会式に出座、
法要後に高座説教を勤めさせていただきました。


駐車場が整備され、地元有志によるコスモス園が秋の装いを演出し、昨年とはまた違った雰囲気でお勤めしました。

何より、法要後に行われた万灯行列が、法要に花を添えました。小学生までの子供たちも参加し、
住職自ら行列に加わり纏を振り、一体となって日蓮聖人へ感謝の気持ちを伝えました。

ちなみに万灯とは、「万代不滅の灯」 大聖人が入滅された際、季節外れの桜が咲いたという故事にならい、紙で桜の花を作り灯明をつけ、教えの灯をこれからもずっと絶やさないとの意味があります。
大聖人が御入滅なられた地、東京・池上本門寺の万灯行列が有名です。

今年で731遠忌を迎えるお会式。子供たちが一生懸命、太鼓を叩き、纏を振る姿をみて、次世代へ伝えていくことの大切さを感じました。

朝6時からの講話

  • 2012.10.09 Tuesday
  • 23:11
 知り合いから講演の依頼を受け、行ってきました。
島原倫理法人会という、島原半島の経営者を中心とした方々です。
倫理法人会は、異業種の経営者の集まりですが、単に親睦や奉仕だけが目的ではありません。
純粋倫理の学習により自己研鑽、自己革新に励み、企業を活性化し、ひいては地域社会に貢献する経営活動を推進していこうという実践団体です。                                     ー長崎県倫理法人会HPより抜粋ー

モーニングセミナーということで、朝6時過ぎから約45分の講演。早朝にもかかわらず、約60名の方が参加され、その熱意に圧倒されそうでした。普段法話するときは、皆さん下を向きがちですが、今回は何より聴衆の目つきが鋭く、意識の高さ、取り組む姿勢、真剣な眼差し、想像以上の雰囲気でしたが、その方々の前でお話しさせていただけるのはありがたく、こちらも自然と力が入りました。
タイトルは「世の中の3つの鏡」 
私たちの周りには、常に自分を映し出す3種の鏡があります。自分、他人、そして仏様の鏡です。
映し出される様々な現象、姿は、自分自身で作り出したもの。
自分自身の心が、周りの世界(環境)を作り出しています。表される姿・相を見て気付き、その根本である、心(一念)を変えるならば、周りも変わるということ。
環境・世界を変えようとする前に、自分自身が変わることが大事です。たとえば雨の続く天気を、晴れにしようとするのではなく、雨の時にはどのような準備、対策をすればいいのか、晴れたときの準備はできているのか、こちら側の意識・行動を考えるということです。かなり要約しましたが、こんな内容でお話しさせていただきました。
毎週火曜日に開催されているそうです。その原動力、人を動かすのは信念・熱き心だと感じました。

島原倫理法人会HPより

清正公の元へ  〜熊本日帰り団参〜

  • 2012.10.03 Wednesday
  • 18:09
 平成22年度から行っている熊本日帰り団参。
今年は、熊本市内の本妙寺妙心院様に参詣しました。

                ー本妙寺浄地廟拝殿ー


                    ー本妙寺本堂ー
どちらも、当山とご縁の深いお寺であり、本妙寺第32世の御住職が、出生地である布津の現在地に寺院を建立されたのが妙法寺の始まりであり、火災で焼失した後に再建を託された妙法寺2世の御住職は、妙法寺の後、妙心院の御住職となられ、多くの功績を残されました。
先代の妙心院ご住職は布津出身の方であり、いろんなところで繋がっています。

現在の妙法寺が法灯を継承し、存在するのは先師のご尽力によるものであり、当時はもちろん、現在の檀信徒のご協力にほかなりません。

本妙寺は加藤清正公が父君の追善のため建立されたお寺であり、清正公の御廟所もあります。
快晴の中、2ヶ寺の参詣と、妙法寺の開山上人のお墓詣りを行いました。


午後は熊本城内にある加藤神社へ参詣。平日にもかかわらず、多くの参拝客。境内・社の雰囲気。日本三名城の一つである熊本城を見ながら、清正公のご遺徳と現在も続く清正公信仰の熱意を感じます。



日帰りの団参ではありましたが、先人たちの想いを感じ、明日からの法務に対する充電ができ、充実した1日でした。また来年もご縁のある熊本市内の寺院を参詣会する予定です。

初めての運動会

  • 2012.10.01 Monday
  • 21:45
 またもや週末、台風の襲来を受けました。
今年のみならず、近年の天変地異に色々考えさせられます。
幸い、島原地方は風が強いだけで住みましたが…

そんな中、息子が通う小学校の運動会が開催されました。台風の影響もあり、
開催自体が心配されましたが、雨も降らず、予定通りの開催となりました。

以前にも記しましたが、1年生の息子たちは1学年6名です。
学校自体の生徒数も少なく、子供たちの競技だけでは午前中に終わります。
そこで、(昔からですが)親はもちろん、老人会や近隣大学の留学生も加わり、
地域の運動会?イベントとして盛り上がります。


その中で、自治会毎の出し物があります。
我々の地区は「飯野おくんち」と題し、龍踊りを披露。

本場長崎のおくんちがもうすぐ始まりますが、一足先に行いました。
龍も手作りです。頭はベニヤ、蛇腹は提灯に鯉のぼりを巻きつけています。
一体の龍を13人でもち、気持ちを合わせて左右に振りながら踊ります。


不肖私が、新入りながら、頭(先頭)を担当させていただきました。
理由は・・ただ重いから、だれもしたくない(>_<)
それでも、縁起終了後に会場からアンコールに当たる「もってこーーーい」の掛け声を頂き、
結局4回の披露となりました。

終わった途端、声が出ません。疲労困憊。その後に行われた地区対抗リレーにも出場しましたが、気持ちはあるのに、足がついてこず惨敗。・・・・・年齢、体は正直です。
久々に参加した母校の運動会。
懐かしさと共に、地域の暖かさや、人数は少なくても元気な子供たちを見て大人が気づかされることがありました

余談ですが、龍踊りは雨乞いに由来するそうです。龍は水の神。雨を降らせるといわれています。
先頭で動く金の玉は太陽・月を表し、それを龍が追いかけて飲み込む。龍を持つ踊り子は黒の衣装を着ていますが、これは雨雲を表し、玉を飲み込んだままでは雨が続くので、爆竹などを鳴らして驚かせ、玉(太陽)を吐き出させ、太陽と雨、自然の恵みに感謝する模様を表したものだそうです。
伝統・歴史・文化。受け継いでいかなければならないのは形式だけではなく、先人たちの想いも含まれます。そういう想いで、もうすぐ始まる本場のおくんちを見てください。きっと、印象が変わるはず。

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